dotty母のブログ

息子が東大に合格した教育費貧乏にあえぐ母のブログ

【中学受験】塾のクラスが上がらなくて悩んでいる方へ。親ができること

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現在大学生と高校生の息子が小学生の頃、中学受験の為に塾に通っていました。
二人共通っていた塾は違いますが、それぞれ塾任せにはせず親としてできることはやってきました。

結果、最終的に二人はそれぞれの塾の最上位クラスに在籍しました。
塾に通うお子さんのクラスが上がらず悩んでいる方に向けて、体験談をご紹介したいと思います。

有名塾に入れていることで安心していませんか?

別記事でも書きましたが、長男は早稲田アカデミー、次男はサピックスに通っていました。
どちらも中学受験塾として有名な塾です。
進学実績も飛びぬけています。

dottyhaha.hatenablog.com

例えば、サピックスは最難関校(筑駒、開成、麻布、桜蔭等)を目指している子どもが多く入塾します。
そして、実際にそのような学校の合格者がとても多いです。
まだ受験のことをよく分かっていない段階の方なら、これだけ実績がいいのなら一番いいクラスでなくてもそこそこの学校に入ってくれるのではないか、と錯覚してしまいます。

でも実際入塾してみると分かると思いますが、それほど甘い世界ではありません。
全クラス使用するテキストは同じだし、授業スピードは半端なく早いです。
それを生まれてからまだ10年そこらしか経っていない子どもが自分一人だけで、
  授業で習ったことを全て理解する
  宿題を理解しながらきちんとこなす
  自分の苦手分野を把握する
ちゃんとできると思いますか?

中にはできてしまう子もいるでしょう。
実際長男が通っていた塾にも、お母さまが“息子がどんなことを習っていて何をやっているのか全く知りません”とおっしゃりながら開成に合格したお子さんがいましたから。

でも、そんな天才的な子どもはほんの一握りです。
大抵はほったらかしにすると授業にすぐついていけなくなる(程度の差はありますが)凡人のはず。
そもそも小学生が放っておいても勝手に勉強するはずがありません。
受験すること自体も、結果的には子どもの意思であっても最初は親の意向で始めることが多いでしょう。
だから、どんなに進学実績がいい塾であろうとほったらかしにしてはいけないと思っています。

大抵の塾は上位クラスには教師の質や指導に手厚く、下位クラスにはそれほど力をいれてくれません。
なので、なるべく上のクラスに入っておかないとただ高い塾代を払わされるだけのお客さんでしかなくなってしまいます。
だから、塾に行かせるからには上位クラスに在籍しないといけないのです。

長男は入塾当初から早稲田アカデミーの最上位クラスに在籍し最後までクラスが落ちることはありませんでした。
次男はサピックスで、入塾当初はEクラス(息子の校舎はアルファベットクラスがA~Eまで)でしたが入塾して2週間後のクラス分けテストでいきなりCクラスに落ち、そこからクラス分けテスト毎に1クラスずつ上がり(Eからαまでは数か月かかりましたが)、最終的に最上位のαクラスを最後まで維持できました。

次男が入塾したのは4年生の3月(ほぼ5年生)、中学受験をする子どもにとっては1年遅い入塾でした。
王道の3年生の2月から入塾している子もたくさんいましたし、それにもかかわらずずっとAクラスから上がれずにいる子がいました。
なぜ次男より1年も多く塾に通っているのにクラスが上がらないのだろう?
疑問に思っていたのですが、その子のお母さんと話していて、どうやら塾や勉強の事にノータッチであることが分かり納得しました。
子どもの勉強に関わらないのも、やはりサピックスに入れておけば安心という気持ちを持っていることが垣間見れました。

よほどの出来のいいお子さんでない限り、小学生の間は塾にしろ勉強にしろ、ほったらかしにせず親が関わるべきだと思います。

私の子どもへの勉強の関わり方

長男の場合(早稲田アカデミー

早稲田アカデミーの場合は、テキストは最初にまとめて購入します。
だから、今どの分野を勉強しているのか分かりやすいです。

先ほどは小学生はほったらかしにしてはいけないなどと偉そうに言ってしまいましたが、長男に関しては実は私も6年生の1学期までは言うほど関わっていませんでした😅
なぜなら、塾の先生の面倒見がすごく良かったこと、仕事が週4日あり忙しかったこと、長男はこちらが言わなくても自分からよく勉強していたからです(東日本大震災の時、長男は小学5年生の終わりでした。電車が止まっていたので私も夫も仕事先から歩いて帰り、帰宅したのが夜中でした。地震の最中たまたま息子達二人共家にいたのですが、次男に聞くと長男はずっと勉強していたとのこと。そんな子どもでした)。

ただ受験直前期は長男に集中しようと仕事をやめ、頑張りましたよ。

・漢字・慣用句を覚えているかチェック
・理科・社会の暗記項目のチェック
・苦手分野を洗い出し、塾の宿題以外にやるべきことをピックアップ
・志望校の社会は塾だけでは不十分だと感じ、別に教材を購入
・志望校の過去問を自分で解いてみた
・過去問の採点をして点数表を作成

長男の第一志望校への強い気持ちと頑張りが実って、合格することができました。

こちらの記事も参考にして下さい。

dottyhaha.hatenablog.com

次男の場合(サピックス

サピックスのテキストは、授業毎に配られます。
だから予習はできず、徹底的な復習がメインになります。
入塾時期が遅かった上とにかく進度が早いので、授業についていかせるのが大変でした。
1日でも授業を休むと大変。
1日でも私がいないと大変。
弟の結婚式があって丸1日夫と私がいないことがあったのですが、もう気が気でなかったです。
長男の受験前に仕事をやめ次男の受験が終わるまで専業主婦でいることにしたので、次男が入塾してから付きっきりで頑張りました。

・すごいスピードで増えていく膨大なテキストの整理
・毎回の授業の復習の徹底。出来なかった算数の問題は別の用紙に書き写し、できるまで何度もやらせた(出来ない問題がどんどん増えていき全部こなしきれなかったですが、問題のレベルを把握して優先順位をつけてやるようにしました)
・理科と社会のテキスト(デイリーサピックス)はインデックスを付け、勉強したい場所をすぐに探し出せるようにした
・理科・社会のコアプラスのチェック
・志望校の過去問に関しては長男の時と同じ

サピックスの算数のテキスト(デイリーサピックス)って、詳しい解説が付いてないんです。
だから、しっかり授業を聞いてこないと家で復習する時に困ります。
テキストは何度も反復しながら身に付くようによくできているので、家庭でしっかり復習できるよう誰かがサポートしてあげる必要があります。

次男の時に後悔したことがあります。
基礎力トレーニングという家で毎日やる計算問題集みたいなものがあって小学校に行く前にやらせていたのですが、最初の頃は私が採点していたのですがある時から採点まで次男に任せていました。
ちゃんとやったかどうかだけは見ていたのですが、中身までは良く見ていなかったんです。
ある時、毎日100点ばかりなので本当かなと解答を見てみると…
全然100点じゃなかったんですよ‼
遡ること半年以上…いやそれ以上だったと思います。
解答を見ないで〇だけ付けてたんですね。
隙あらば楽をしようとする性格でした。
勉強スタイルも、長男は原理というか根本的に理解しようとするのに対し、次男はテクニックでできるだけ楽に解こうとします。
長男とは違い次男はこういう所があったので、ほったらかしにはできませんでした。

やはり凡人の小学生の勉強には関わる必要性を感じました。
次男は第一志望校への強い思い入れもなく桜散り、結局長男と同じ学校に進学しました。

まとめ

息子達が小学生の頃の事なので、細かい部分はかなり忘れています。
でも長男の受験の方が比較的楽で次男の時は本当に大変だった、という事だけははっきり覚えています。

上記のような事をやっておけば(これをやるのが大変なのですが)、下位クラスに留まり続けるということはまずないと思います。
ただ、それでもクラスが上がれないこともあるでしょう。
その場合は、面倒見の良い少人数の塾や個別指導に移るという手もあります。
実際知り合いに、集団授業でクラスも成績も上がらず、個別に変えて上手くいったという話を聞いたことがあります。

最近は共働き家庭が多いので、ここまで子供の勉強に関わるのは時間もないし大変だろうと思います。
それでも、ほったらかしにするべきではありません。

夫婦で分担して協力する(曜日や科目など)、それでも難しければできない部分を家庭教師や個別指導で補う等、何らかの対策は必要だと思います。