大学生の長男の国民年金を親が支払うことに決めた理由
1浪の末、やっと長男が大学生になってちょとは教育費の支出が減ると喜んでいたのも束の間、20歳になる前に「国民年金加入のご案内」が来ました。
色々考えて、学生の間は親が子供の国民年金保険料を支払う(立替える)ことにしました。
大学生になったばかりだったのに
長男は浪人していたので、4月に大学生になったばかりです。
授業料が安い国立大学に進学し、入学前後の一次的な多額の出費も落ち着いて、これでやっと少しは家計が楽になるだろうと思っていた矢先のことでした。
届いてしまったんです。
「国民年金加入のご案内」が‼
…完全に忘れていました、この出費。
もちろん学生ですから“学生納付特例制度”を利用して支払いを猶予するという方法もあります。
でも、色々考えて我が家はとりあえず親が支払い、就職後に子供から返してもらうということにしました。
国民年金保険料を親が支払うことに決めた理由
息子が浪人+理系で社会人になるまであと6年もある
理系なので、おそらく大学院まで進むことになると予想されます。
そうすると、卒業して社会人になるのは6年近く後のことになってしまいます。
学生納付特例制度を使って延納したとして、社会人になってから追納したり、または未納のままにしておくにしては期間が長すぎます。
息子の性格から考えて追納するとは考えにくい、未納期間が長すぎると将来受け取れる年金額が少なくなる、という理由から親がすることにしました。
何年かかっても、ちゃんと返してもらいます。
節税対策になる
子供の国民年金保険料でも、親の所得控除の対象になります。
節税できる上に子供からちゃんと貸した分を返してもらえれば、親としてはメリットがあります。
前納で少しお得になる
2019年7月現在、国民年金保険料の1か月分は16,410円です。
それが、支払い方法によって若干安くなることが分かりました。
納付方法 | 1か月分 | 6ヶ月分 | 1年分 | 2年分 |
支払合計額 | 16,410円 | 98,460円 | 196,920円 | 395,400円 |
現金・クレジットカード | 97,660円 | 193,420円 | 380,880円 | |
口座振替 | 16,360円 | 97,340円 | 192,790円 | 379,640円 |
どうせ支払うならどう考えても2年前納で口座振替がお得ですよね。
でもお得な方法で支払おうと思ったら、年金事務所に問い合わせないといけないのです。
だから息子に問い合わせしてもらいました。
2年前納にする機会は年度の変わり目だけなんだそうです。
口座振替申込書をネットからダウンロードして印刷し年金事務所に送付する必要があるとのこと。
締切は2月末です。
今の時点でできる最大限の節約は、令和2年3月分までの前納納付書で支払い4月分から口座振替で2年前納にする方法です。
本当に僅かですがお得になる方法が分かったので、支払うことにしました。
まとめ
現在の若者が老人になった時に国民年金が給付されるかどうか分かりません。
年齢も引き上げられ加入しても無駄と考え、入らない人もいるようです。
私の周りの人に聞くと、ほとんどの人が親が支払ってあげているようでした。
将来の事は誰にも分かりませんが、現在は日本に住んでいて20歳になれば国民年金を納めなければいけないことになっている以上、親が加入しないことを子供にすすめるべきではないと思います。
子供が社会人になるまでは、お金がいつまでもかかるものなんですね…。