dotty母のブログ

息子が東大に合格した教育費貧乏にあえぐ母のブログ

子供のお小遣いは?我が家のお小遣いの渡し方。お金に強い子供の育て方は

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「お小遣いちょうだい」
反抗期で親とは口をききたくない高校生の息子でも、お金をもらう時はしっかり請求してきます。

お小遣いはいくらあげるのが妥当なのか?
渡し方はどうすればいいのか?

我が家も未だに正解を見つけられずにいます。

我が家のお小遣い事情を公開しつつ、子供のお小遣いに関して参考になる本を見つけましたので紹介したいと思います。

小学生時代

我が家は、息子達が小学生になってお小遣い制にしました。

1ヵ月に 学年 × 100円 です。

学用品や洋服は親が買い与えるので、自分の趣味の物を少し買えるくらいの金額です。
地元の小学校に通っていたので付き合いに大金は必要なく、小学生の頃はうまくいっていたと思います。

中学~高校生時代

中学に入ると、成績による傾斜小遣い制を導入しました。

夫が作った表

息子達の学校は、順位は出ないのですが点数、受験者数、平均点、標準偏差が出ます。
その値を元に偏差値と推定順位(高校では推定パーセンテージ)が出るように、夫がエクセル表を作成しました。
英語・数学と推定順位が下位の科目は乗数が2倍になるように計算されています。

下がお小遣い金額テーブルです。

上位50%、つまり平均点くらいならば普通のお小遣いの金額ですが、上位になればなるほど傾斜が高くなり、上位30%以上の成績ならば学生としてはかなりのお小遣いが貰える仕組みになっています。

中学受験を経験し、合格すると勉強をしなくなってしまった息子達のモチベーションを高めるために考えた方法です。

果たしてこの方法はうまくいったのでしょうか?

長男は勉強に対するモチベーションがどんどん低くなり、とうとう高校2年生の2学期に自ら「この方法でモチベーションは上がらないからやめてくれ」と言ってきたので、やめて定額制(月5,000円)にしました。

次男にもこの機会にどうしたいか聞いてみると、成績による傾斜お小遣い制の方がモチベーションが高まるからいい(成績を見る限り怪しいのですが)と言うので、そのままの方式にしています。

大学生

私が大学生の頃はアルバイト三昧でしたが、長男は課題も多く大学生になっても(?)よく勉強しています。
長男も少しはアルバイトをしていますが十分な額が貰えるほど働く時間がないので、大学の学食で食べる時に使える学食パスに月1万円ほどチャージ、その他お小遣いとしてさらに1万円渡しています。

これでも足りないとお小遣いの増額を要求してきますが、大学生の頃食費も含めて全くお小遣いを貰っていなかった私や夫にしたらありえません。

長男はアルバイトを増やそうとしていますが、そのために勉学が疎かになっては困るし、かと言ってお小遣いをあげすぎるのも甘い気がして、どうすればいいのか悩んでいるところです。

お金に強い子どもに育てる方法

最近、【全米No.1バンカーが教える世界最新メソッドでお金に強い子どもに育てる方法】を読み衝撃を受けました。

全米ナンバーワンの営業成績を最年少で獲得したカリスマバンカーが書いた本なのですが、著者が子供の頃、お小遣いを貰っていなかったそうです。

お金は労働の対価です。
それは子供であっても同じで、お金を貰うために部屋の掃除1回〇〇円、風呂掃除〇〇円、など金額が決まっており、その労働の対価としてお金を受取っていたそうです。
さらには、稼いだお金から家賃と食費まで払わされていたというのですから驚きです。

ただ労働ばかりさせられていた訳ではありません。
著者の家庭では一家団欒で「モノポリー」というボードゲームでよく遊んでいたそうです。
モノポリーは不動産取引によって自分の資産を増やし他のプレイヤーを破滅させる遊びなのですが、このモノポリーで稼いだお金を母親が作った換算表により現実のお金に換算して親バンクに貯めておくことができ、その中からジュースなどを買うことができるというご褒美もありました。

ただ厳しいだけでなく遊びの要素を取り入れた著者の家庭のお金の教育は、本当に目からうろこでした。

息子達がまだ小さい頃に読みたかった本です。

まだお子さんがそれほど大きくなければ間に合います。
とても参考になることがたくさん書かれているのでおすすめです。

お小遣い制のメリット

①計画性が育つ

与えられたお金の中で我慢しながら、欲しい物を買うため計画的にお金を使えるようになる。
先を見越して行動できる。
自主性が育つ。

②やりくりできる

持っているお金を把握し、その範囲内で使うというやりくりが学べる。
欲しい物を好きなだけ買うと自己破産の危険性も。
将来の金銭管理能力を養うため、小さい頃からお小遣いの範囲でやりくりさせる。

③現金でのやり取りによるお金の大切さを学べる

電子マネーの時代により、お小遣いもチャージして渡すという家庭も増えている。
電子マネーはお金を使っているという感覚が育ちにくい。
子供のうちはあえて現金でお小遣いを渡し、お金は無限にあるものではないというお金の重み、大切さを学ばせる。

④失敗してもそれも良い経験

お小遣いを使いすぎて欲しい物が買えなかった、途中でお金が足りなくなって電車に乗れなくなって困った、等失敗を経験する。
それにより、次は計画的にお金を使おうと努力するようになる。

以上が一般的に言われているお小遣い制のメリットですが、これらは先ほど紹介した全米ナンバーワンバンカーの著者の家庭の方法でも十分に当てはまります。
やはりお金が労働の対価であるということを小さい頃から学ばせる必要を感じます。

まとめ

今までお小遣い制にしていたものを急に労働の対価制にすることは難しいです。
長男にもっと家の事をやってもらってその対価としてお金を渡すことが理想なのですが、家にいる時間が短いので難しいです。

まだまだ我が家のお小遣いの渡し方を模索中です。