dotty母のブログ

息子が東大に合格した教育費貧乏にあえぐ母のブログ

【東大受験】息子浪人中の生活は?親子の1年間レポート

f:id:dottyhaha:20190918110525p:plain

受験生や浪人生が家にいると、親として不安になったり悩んだりしますよね。
色々気を遣うこともあるし、プレッシャーは親の方もあります。

でも、一番大変なのはやはり受験生本人です。
親の方までメンタルやられないように上手にストレス発散しないと。

子供が浪人するとどんな生活が待っているのか?
浪人中の息子と母の1年間を振り返ってみました。

3月~東大1度目の挑戦で不合格

息子

初旬に高校の卒業式。
3月10日は東大合格発表。
WEBで確認すると番号がなく、残念ながら不合格。
すぐに試験成績結果はがきが届きました。

左側はセンター試験の成績と900点を110点に換算した点、2次試験の科目毎、合計点、センターと2次を合わせた総合成績です。

驚くのは右側上、不合格者の中のランク付けです。
模試のようにA~Eまであります。

息子は合格最低点に5.4点届かず、Aランク不合格でした。

後期試験を受験するも不合格。
合格した大学がなく自動的に浪人決定。

めげずに卒業旅行、部活の追い出し会に参加。
高校生活最後を満喫していました。
結局3月は1日たりとも勉強しませんでした。
浪人生活始まるまでの充電時間でしたね。

初旬は息子同様、卒業式に出席。
東大2次試験の後、色々な予備校や塾から高卒クラスの案内が届いていました。
最初はそれらを見ないようにしていたのですが、合格発表が近付くにつれて不安がつのり駿台から届いていた案内を引っ張り出して見てしまいました。

嫌な予感というのは当たるもので、入試結果は不合格。
すぐさま駿台の説明会の予定を調べ、次の日には夫婦で参加していました。
その場で仮申込み。
宅浪するという本人を説得し、駿台に通わせることにしました。

とりあえず息子の浪人生活の方向性が決まったのでホッとしました。

4月~予備校生活スタート

息子

後半からやっと駿台生活スタート。
3月に遊んだツケで、クラス分けテストで2番目のSBクラスになってしまいました。
始まってすぐに【進研模試 総合学力記述模試】がありました。

進研模試 総合学力記述模試

英語 73.6
数学 72.9
国語 65.6
物理 74.5
化学 71.9
東大 理1 B  理2 B 

※数字は偏差値と合格判定 理1:理科1類 理2:理科2類

現役時は見たことないような成績で喜ぶのかと思いきや、現役生の成績が伸びてきてないから当然だよ、とクールでした。
浮かれていないのは良い傾向。

やっと息子の予備校の授業が始まってくれてホッとします。
お弁当作りも次男の分もあるし、高校生活の延長と思えば何の苦痛もありません。

受験ピーク時は封印していた友達との会合にも久々に参加。
次男の保護者会。

下旬のGW始めには夫の一族と喜寿のお祝い旅行が一泊二日であり、我が家は夫婦のみ参加。
息子達は頑張って勉強していてもらうためお留守番。

5月~息子のメンタルが弱り出す

息子

第1回 駿台全国判定模試

英語 64.2
数学 60.8
国語 67.6
物理 70.3
化学 63.2
東大 理1 B  理2 B 

今回もまずまずの成績。

予備校の授業は休まず出席するけれど、終わったらすぐに家に帰ってきます。

だんだんメンタルやられるようになりました。
自室の壁を蹴ったり叩いたりするように…。

この頃はまだ穴が小さくて、振り返るとまだましでした。

初旬に予備校1回目の保護者会に出席。
授業が始まってまだ1週間しか経っていない時期だったので、この1週間の雰囲気とこれからの事の説明がありました。

息子が授業終わるとすぐ帰ってくるので、夕方から家にいます。
仕事が終わって帰ってくるともういたりして、息子が壁をドンドンする音が聞こえてきます。

最初は近所迷惑になるので注意していたのですが逆ギレされてさらにひどくなったので、ひたすら耐えるしかありませんでした。

6月~部屋が破壊されていく

息子

第1回 駿台全国模試

英語 68
数学 71.6
国語 64
物理 56.9
化学 73.9
東大 理1 A  理2 A

東大A判定初めて取りました!

しかし壁の穴は大きくなっていく一方です。
クローゼットの扉も曲がってしまい、開きづらい状況。

イライラがどんどん酷くなっています。
「この家が貧乏だから私立を受けなかった」
「じゃあ、私立に受かっていたら現役で行ってた?」
「行ってた」

あれ、東大以外は行きたくないと言ってなかったっけ?

あまりに息子の壁をドンドン叩く音がひどいので私の方が耐えられなくなり、予備校の先生に相談の電話をしました。
予備校ではそんなイライラしているそぶりもなく普通に授業を受けているとのこと。
暫く様子を見てくれるということで、とりあえず収まりました。

その後2回目の予備校保護者会に参加。
先生にその後の様子を聞いても、別に気になる事はなかったというお返事。
でも家では相変わらず壁を破壊し続けているんですよねぇ。

母はひたすら耐えるしかありません。

7月~やっと精神的に落ち着いた息子

息子

駿台全国マーク模試

英語 67.8
数ⅠA 62.1 
数ⅡB 66
国語 69.7
物理 65.6
化学 65.4
地理 60.6
東大 理1 A  理2 A

またまたA判定!
これなら2学期からはSAクラスに上がれるのでは?
現在の通常コースから演習コースに移動希望を出します。

夏期講習がスタート。
こちらは選択制なので、授業がある日やない日、時間も日によってバラバラになります。

やっと精神的に落ち着いてきたのか、授業が終わっても予備校で自習してくるようになり、家にいても壁を蹴ることがなくなりました(蹴りすぎてもう蹴る場所がなかったこともあるかも)。

息子が落ち着いてきたので、私にも心の余裕が。

1年ぶりに歯医者さんへ行ったり、かなり前にフリマアプリで出品していた商品が突然売れたので発送したり、クーラーの大掃除をしたり。

下旬は次男が高熱で生まれてから一番具合が悪い状態を経験。
何度も病院に連れて行ったりして大変でした。

8月~夏期講習と母のささやかな夏休み

息子

第1回 東大入試実践模試(駿台

英語 54.9
数学 60.1
国語 65
物理 61.2
化学 67
東大 理1 A  理2 A 

8月は【第1回 東大入試実践模試(駿台)】と校内マーク模試がありました。
東大模試でA判定はかなり嬉しい結果です。
さすがに本人も喜んでいました。
校内マーク模試も良く、1学期に受けた模試の点数の合計で決まる2学期からのクラスはSAに上がりました。
演習コースに移動できる条件は満たしていたのですが空きがなく、そのまま通常コースで受講することになりました。
下旬から通常授業がスタート。

息子が落ち着いてくれたのと受験がまだ少し先なので、息子が受験というのを忘れそうになるほどリラックス。

夫と2人で一泊二日の貧乏旅行(ただの旅行ではなく合格祈願のため)に行ったり、友達との会合に参加したり美容室に行ったりしていました。

ささやかな夏休みを満喫しましたよ。

9月~センター試験受験案内が届く

息子

第1回 駿台・ベネッセマーク模試

英語 68.6
数学 74.3
国語 67
物理 70.7
化学 71.8
地理 61.3
東大 理1 B  理2 B

第2回 駿台全国判定模試

英語 73.4
数学 60.7
国語 65.1
物理 61.8
化学 65.4
東大 理1 B  理2 A 

第2回 駿台全国模試

英語 65.4
数学 66.9
国語 69.2
物理 62.7
化学 78
東大 理1 A  理2 A

9月は3回も模試があって大変でした。
最近A判定に慣れて?いたので、B判定を見るとドキッとしてしまいます。
息子の方はクールで落ち着いたままです。
壁を蹴っていたのが嘘のような毎日です。

センター試験受験案内を予備校からもらってきました。
志願票の下書きをしていました。

次男の文化祭を見に行ったり、人間ドックを受診したり。
息子の受験なんて関係ないような生活に見えますね。

ちゃんとやることはやっていますよ。
センター試験の受験案内が届いたので、検定料18,000円を払い込みました。
いよいよ始まった感があります。

10月~模試の判定が下降

息子

第2回 駿台・ベネッセ記述模試

英語 74.4
数学 61
国語 63.4
物理 70.6
化学 66.5 
東大 理1 D  理2 C (マーク模試とのドッキング判定)

快進撃もここまでか⁉
現役生が伸びてきたのか、暫くお目見えしていなかった判定が。
息子は至って落ち着いていましたが。

浪人生なので個人で手続きしなくてはいけません。
センターの出願必要書類を揃えて送りました。
ちゃんと確認はがきが送られてきたので一安心。
受験の第一関門を突破したような気持ち。

次男の修学旅行や誕生日。
ランチ会などのイベント参加。
住宅ローンを完済したので法務局へ抵当権抹消手続きに。
忙しい月でした。

11月~受験準備が始まる

息子

第3回 駿台・ベネッセマーク模試

英語 69.9
数学 67.6
国語 71.6
物理 69.1
化学 67.3
地理 56.6
東大 理1 D  理2 C (記述模試とのドッキング判定)

第2回 東大入試実践模試(駿台

英語 64.7
数学 49.4
国語 58.3
物理 59.5
化学 62.1
東大 理1 A  理2 A 

マーク模試は悪かったけれど東大模試は良かったので、まあまあかな。
息子は淡々としています。

予備校で出願書類用の写真を撮ったりインフルエンザ予防接種をしたりしてくれたので助かりました。

予備校最後の保護者会に夫と参加。
出願の具体的な話で緊張感が高まります。

次男の病院の付き添いや授業参観あり。
ブログを初めて立ち上げました。
慣れなくて仕事や家事の合間にやるもののストレスに。
息子が受験というのに何をやっているんでしょうね。

12月~浪人中最低の模試判定!母のストレス最高潮

息子

第3回 駿台全国模試

英語 64.2
数学 58.2
国語 61.6
物理 63.4
化学 77.7
東大 理1 C  理2 B

大学入試センター試験プレテスト(駿台

英語 64.3
数ⅠA 67.1
数ⅡB 60.9 
国語 59.9
物理 66.5
化学 62.3
地理 54.1
東大 理1 C  理2 C

やってもうた…。
12月最後の模試でC判定はキツイです。
結果が出たのは1月ですが、結局志望校は変わらず初心を貫きました。

上旬に通常授業が終わり、講習期間に入りました。
予備校に行けば遅くまで自習をして帰る毎日です。
センター試験受験票が到着したので一安心。

忘年会や色々な会合が続いたのと色々なストレスから帯状疱疹になってしまいました。
体調崩したのが息子でなくて良かった…。

年明けからの私大受験に向けて準備を始めます。
入試要項を確認して受験日や手続きスケジュールを一覧にしておきました。
お金の用意も!

家族でささやかにクリスマスをお祝いしたり(家でチキンやケーキを食べるだけだけど)年末にはバーゲンセールに行ったり。
年明けからは仕事と買い物と不要不急の用事意外は引きこもるつもりだったので、ここで楽しんでおきました。

1月~2度目のセンター試験

息子

2度目のセンター試験受験。
今回は受験会場が自宅から徒歩で行ける所だったので、天気や交通機関の心配をする必要がなくて済みました。ラッキーです。
2日間何事もなく無事終了。
予備校の講習を受講します。

お正月に地元の神社と湯島天神へお参り。

12月に受けた模試の結果をこっそり見て落ち込みそうになりましたが、去年よりは良い結果だし東大模試はすべてA判定だったんだとポジティブに考えるようにしていました。

私大と東大2次の出願手続きで、WEB登録したり郵便局へ行ったり。
仕事と食料品の買い出しと郵便局や銀行しか出かけないようになりました。
とにかく体調管理に神経を使いました。
マヌカハニ―を何度も注文しましたよ。

2月~初めての私大受

息子

センター利用入試の合格発表。
東京理科大は合格。
早稲田大学政治経済学部は自己採点の結果から多分ダメだろうということでWEB確認していません(でも書類が届かなかったので不合格だったと思います)。

昨年は受験しなかった私大一般入試が始まりました。
慶應大学理工学部早稲田大学創造理工学部です。
慶應の方は受けた感触がまずまずだったようで、余裕の表情で帰ってきました。
しかし早稲田の方は「全然アカン」。
結果は…2つとも合格でした!

ついに東大2次試験!
2日間何事もなく無事に終了。
…という訳ではなかったようで。
2日目に行きの電車でリュックが挟まり、降りようとした駅で降りられず予定とは別のルートで学校へ向かうというトラブル発生。
あと数学と物理が全然ダメだったようで、本人は今年も落ちたと思っていたようです。
合格した後に知りました。

後期試験の申込みもしていたので、2次試験が終わってからも勉強していました。

私大の合格発表は本人が全く見ないので(発表日も把握していなかった)、全て私が見る羽目に。
東京理科大が大学受験で息子の初めて合格した大学だったので、WEBで確認した時はとても嬉しかったんです。
本人に合格したことを告げたら「別に当たり前だろ」と言われてしまいましたが。
慶應合格も本人の手ごたえが良かったので「あ、そう」。
ただ早稲田は落ちていると思っていたようで、一緒にWEBを見ました。
今回の受験で初めて「良かった~」と嬉しそうでしたね。

東大2次試験の2日とも仕事。
朝は次男や自分の分のお弁当も作ります。
長男は模試や入試の時は手で食べられるパン食をリクエストするので、いつもより30分も早起きして作りました。
1日目はホットドック、2日目はロールパンにハムや卵を挟んだもの。
エネルギードリンクとブドウ糖、“きっと願い叶う”キットカットも忘れずに入れて。

東大2次試験の後、試験がどうだったかを何も聞かなかったんです。
私から見るといつもと変わらず淡々としていたので、まさか落ちたと思っていたとは想像もつきませんでした。
私は仕事が忙しい時期でしたので、自分がすべきことをこなすのに精一杯でした。

こうして浪人生活1年間が過ぎていきました。

まとめ

我が家の浪人生活の1年間を振り返ってみました。

息子が荒れて辛い時期もありましたが、ずっと緊張したり落ち込んだりしていたのでは身が持たないので、母の方は適度に楽しむようにしていました。
受験直前期はさすがに気を遣いましたが、それ以外は精神的にゆったり穏やかに過ごしていた方がいいと思います。

受験生本人ではないので母は見守ることしかできません。
焦っても落ち込んでも本人が頑張るしかないので、なるべく普通に普段通りに。
本人が勉強に集中できるよう手続き関係は代わりにやるようにして、精一杯サポートしてあげて下さい!