浪人しても国立大学の方がお得!本当に高い私立大学の学費
長男は一浪の末、東大に進学しました。
現役時は国立大学しか受験しませんでしたが、浪人中は私立大学も受験しました。
幸い受験した私立大学の合格も頂くことができました。
現役時に1つも合格がなかったので私立大学の合格に歓喜していたのも束の間、合格証書に同封されていた授業料の振込用紙の金額を見て愕然としました。
私立大学の学費は本当に高い!
浪人しても国立大学に行った方がお得!
とつくづく思ってしまったのでした。
我が家の私立大学受験
息子は理系志望です。
文系と違って併願できる所が少ないので、受験した私立大学はセンター利用2校(内1校は文系学部)と一般入試2校です。
センター利用の文系学部以外は合格することができました。
センター利用だと一般入試より結果が出るのが早いです。
当然、入学金の振込期限も早いです。
最初のセンター利用の結果が出た時、入学金の振込期限を見て悩みました。
一般入試の結果が出る前だったからです。
本人は元々出願しなくても良いと言っていたくらいでしたし、ここしか受からなくても行かないと言うので払いませんでした。
一般入試2校とも合格後、本人が選んだ1校のみ入学金を支払いました。
これで一安心と思われるかもしれませんが、全然そうではなかったんです。
愕然とした私立大学の学費
めでたく一般入試に合格し、書類が送られてきました。
合格証書を見て涙し、次に振込用紙を見て凍り付きました。
この授業料を6年間払うの?
ちなみに息子が一般入試で合格した私立大学(理系)の学費は以下の通りです。
①A大学
入学金:200,000円 学費その他費用:1,643,350円
②B大学
入学金:200,000円 学費その他費用:1,543,000円
そして、実際に進学した東大の学費は次の通りです。
入学金:282,000円 授業料:558,000円
入学金を納めた大学はB大学ですので、6年間の授業料だけをざっくり比較すると(理系なのでおそらく6年、修士課程の授業料は多少違いがあるかもしれませんが目安としてそのまま計算します)
私立B大学:1,543,000 × 6 = 9,258,000円
東京大学 : 558,000 × 6 =3,348,000円
何と6年間で3倍も違います!
1年浪人したぐらいでは大した事ないくらいの差額でした。
医学部よりましとはいえ、あまりにも私立大学の授業料は一般家庭には高すぎます。
世の中の人はどうやって支払っているのでしょうか。
一人っ子なら、どうにかして払えるかもしれません。
しかし我が家にはもう一人息子がいて、しかも理系志望なのです。
同じ教育費を払うにしても、国立大学なら仕送りして1人暮らしを経験させるとか留学をさせるとか、本人の身になるお金の使い方をしたいと思いました。
甘かった教育費の見通し
我が家は子供が生まれたらすぐに教育費の準備をスタートさせました。
現在子供2人分で900万円を超えたので、十分だと思っていました。
最悪私立大学になってもいいようにとは考えていましたが、私立大学の授業料を高くて120万円くらいだと想定していました。
甘かったです。
もし私立大学に行ってしまうと、2年半で貯金が底をついてしまいます。
より教育費を捻出する方法を考えなければと反省しました。
まとめ
政府は出生率の低下の原因を、働き方改革が進んでいないとか、子育て支援サービスが不十分等、国民が子供を生み育てやすい環境整備が進んだという実感が持てないこととしています。
だったら、なぜ教育費の事にも目を向けないのでしょうか。
子育てで本当にお金がかかるのは大学です。
十分な教育を受けさせないでただ食べさせるだけなら、何人でも生み育てることはできるでしょう。
しかし、子供1人1人に必要な教育を受けさせ大学まで進学させたいなら、平均年収から考えて子供を複数人生んだり、子供自体持つことが難しいです。
全員が大学に進学希望という訳ではないでしょうが、費用が高すぎて進学を諦めている人も多いかもしれません。
奨学金や教育ローンを利用したとしても、結局は借金なので後から返さなければならず、お金の心配が消える訳ではありません。
このような状況が続くなら、ある程度裕福な家庭の子供しか十分な教育を受けられないことになってしまします(現にそうなっています)。
親の経済状況に関わらず子供達が希望する進路に進める世の中になってほしいと切に願います。
こちらの記事も参考にどうぞ。