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息子が東大に合格した教育費貧乏にあえぐ母のブログ

【子供が勉強しない】こうして息子は自分から勉強するようになった

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子供が勉強しない!

子供を持つ親の悩みの中でベスト5に入るのではないでしょうか?
今大学生と高校3年生の息子を持つ私の長年の悩みでした。

長男はこの春から東大生になりました。
自分で志望校を決め、1浪してようやく掴んだ第一志望合格です。

そんな息子も中学入学後から高校2年生まで家ではほとんど勉強せず、どうやったら勉強するようになるのか悩み、本を読んだりネットで検索したものです😢
「勉強しなさい!」と言うだけでは、絶対に勉強しませんでした。

しかし結局は勉強するようになり、東大に進学することができました。

思春期の子供がどういう経緯で自分から勉強するようになったのか、我が家の事例をご紹介します。

よく言われている方法は我が家では通用しなかった

色々な本を読んだりして共通していたのは「親が子供に勉強している姿を見せる」です。

我が家はもう10年以上、夫がある資格取得を目指して家でよく勉強しているので「これでもか!」というくらい見せているハズなのですが、長男にも次男にも全く通用しませんでした。

育児本にもよくありますよね。
「親が本をよく読んでいると子供も本好きになります」
これも同じで、私はずっと1~2週間ごとに図書館に通いよく家で本を読んでいますが、子供達は暇さえあればゲームばかりで本を読んでいる気配はありません。

親が勉強している姿を見せるという方法は、残念ながら我が家では通用しませんでした。
通用している家庭もあると思いますし、親が勉強していることはマイナスにはならないと思いますので、積極的に勉強されたらいいと思います。
夫も未だに合格せず、GW中も勉強三昧です。

ただ、それで子供が勉強するかどうかは別だということです😢

勉強する子供が多い学校に入れた結果

思春期の子供って親の言う事は聞きませんが、周りの同級生、先輩などの言う事は聞き入れますよね。
我が家も同様、私が何か言っても「そんなこと誰もしてないし」と冷たく言われてしまう始末でした。

思春期の子供の世界は学校の中が殆ど。
だから、学校選びがものすごく重要だと思います。

息子の学校は中高一貫校で高校受験がなかったので、中学入学後から勉強しなくなりました。
当然学校の成績はイマイチ。
成績によってお小遣いの金額が変わる制度を導入してみましたが、それも効果なしでした。

勉強のモチベーションが一番下がったのは、高2の時です。
成績はどん底、保護者との通信には“何の為に勉強するのか分からない。大学に行く意味も分からない”と書かれてあり、「これから成績は一切見せません。お金を出しているのは親だから知る権利はあると思うけど、それが許されないなら学校を辞めます」とまで言われました。

これまで将来については特に話し合ってはおらず、進学校なので当然大学に行くものだろうと考えていました。
でも本人には「大学に行きたくないなら別に構わないよ」と話し、勉強に関しては何も言わずそっとしておきました。

息子の高校は高2の10月に修学旅行が終わると雰囲気が一変し、受験モードに切り替わるらしいです。
息子も聞いていた通り見事に切り替わり(少し周りより切り替わるのが遅かったですが)、2学期終わりにはまだ勉強は始めないものの大学に行くことは決めたようでした。

最初の状態から考えると、よく勉強する気になったなぁと感慨深いものがあります。
3学期からは朝もそれまでより1時間早く家を出て学校で勉強し、最終下校時間まで残って勉強するようになりましたから。
学校で勉強している同級生が多かったからでしょう。
そして何より、自分で「ヤバい!」と思うようになったから勉強するようになったんだと思います。

長男が志望校を東大に選んだのは、東大を受験する生徒がものすごく多い学校だったからだと思います。
高3の始め頃の成績だけで志望校を決めていたら、東大には絶対にならなかったと断言できるくらい成績は悲惨なものでした。

もし同じ成績で東大を受験する生徒や合格する生徒があまりいない学校だったら、受験しようとは思いもしないと思います。
よほど強い意志がないと、子供は周りに流されてしまうのでボリュームゾーンの多い学校を受験していたでしょう。

周りの同級生、先輩方、環境に感謝です。

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勉強する子供が多い学校に入れる為には小さい頃の子育てが大事

思春期から親があれこれ言っても鬱陶しがられるだけ。
だったら、子供が素直なうちに親が色々子供に働きかけるのが一番です。

私も子供が小さい頃は、お金はあまりかけずに色々やりました。
幼稚園時代は本屋さんで買える市販のドリルでひらがな・カタカナ・簡単な計算をやりました。
小学校時代になると、百ます計算や音読、漢字ドリルをやりました。
朝起きて朝食を済ませてから幼稚園に行く前のわずかな時間と、小学校から下校して遊びに行き帰宅してから夕食までのわずかな時間。
1日あたり30分~1時間くらいでしょうか。
そんなわずかな時間でもちりも積もれば、で基礎力は着いたと思います。
息子達も小学校で勉強に困ったことはなかったと言っていました。

小学校の中学年になると習い事でパズル教室に行ったり、自宅で少し難しめの問題集などやらせたりしました。
中学受験塾に行き始めるのが息子2人とも普通より遅かったのですが、中学受験は割と上手くいき難関校に合格することができました。

振り返ると子供が小学校までが親が勉強に関われる時期でした。
後は親が何を言っても聞きません。

まとめ

人の気持ちや行動を無理矢理変えることはできません。
子供にただ「勉強しなさい!」と言うだけではやりません。
自分で「やらなければ」と思うようにならない限り、思春期の子供が勉強するようにはなりません。
2人の息子を育てて実感しています。

親ができるのは、勉強できる環境を与えてあげることだけです。

勉強を頑張らなくてはいけない時に頑張れるようにするために周りも頑張っている環境に身を置くこと、そのために親の言う事を素直に聞いてくれる小さい頃に親が頑張ることが重要だと思います。

大事なのは無理強いしないこと、できたら褒めること、子供が興味がありそうな事をキャッチしてやらせてあげること、やさしく見守ること。
全部できたわけではなく、私の反省部分でもありますが…。

共働き家庭が多くてなかなかお子さんに時間をかけられないこともあるかもしれませんが、子供はあっと言う間に大きくなります。
せめて小学校までは子供の為に十分な時間を使って下さい。
思春期からは親の言う事は聞いてくれませんよ。