東進 東大特進コース 保護者のための『東大現役合格ガイダンス』で林修先生の講演会に行ってきました
先日次男が東進の東大特進コースに入会したら、あの林修先生の講演会に参加する機会を得ることができました。
先着順の申込みで、案内を貰ってすぐに申込んだくらい楽しみにしていました。
体験談をご紹介したいと思います。
こちらの記事も参考にして下さい。
保護者会内容
林先生の講演会、と言ってもそれだけではなく、保護者会の中の一部です。
①平成31年度入学者選抜東大入試をふりかえって
②現役東大生スタッフによる「保護者に向けてのメッセージ」
③東大現役合格を目指す子供との接し方
④東大特進コース今後の学習スケジュール
まず①は資料があったこともあり、あまり大した内容ではなかったです。
我が家は長男が2回も受験しているので知っていることだったからかもしれません。
②は、東大生スタッフが20人?くらい出てきて、司会者の人の質問に対してスケッチブックに回答を書いて前に掲げる、という形式でした。
回答を見て司会者の人が詳しく聞き、東大生が色々説明してくれるのです。
質問の1つに高校3年生の夏と秋の駿台・河合模試判定(東大)は?というものがあったのですが、皆さんほとんどAとBばかり!E判定取ってる人なんて一人もいなかったんです。
成績優秀な人が順当に合格しただけの体験記を聞いて何の役に立つの?と思ってしまいました。
長男が通っていた駿台予備校でも駿台に通っていた東大生の浪人中の体験記を語ってくれる場がありましたが、一番上のクラスでない人や現役時に20点以上も足りなくて落ちた、という人もいて、今は成績悪くても希望や可能性を感じられて良かったです。
体験記を語ってもらうなら、それほど優秀でない人(でも最後にはちゃんと合格した人)の方がありがたいと思ってしまうのは私だけでしょうか。
③は待ちに待った林先生の講演会。
このためだけに来たようなものです。
話が上手なので、楽しくお話を聞けて良かったです。
これが終わると帰って行かれる方もちらほらいらっしゃいました。
④は東進の授業の勧誘。
東進の東大特進コースは普段東進生でなくても入会できるので、そういう方のためなのか高額な講座の勧誘でした。
林先生の講演会
先ほども書きましたように、一応テーマが“東大現役合格を目指す子供との接し方”となっていましたが、東大に合格するための具体的な方法論ではなく、東大合格うんぬんに関わらずこれからの激動の時代にどういう子供、どういう人物に育てるべきか、みたいなお話が大半でした。
話は面白かったのですが、元々分かっていたことをダメ押しされただけ、という感じでした。
まずタイムリーな現役東大生のスキャンダルを引用し、今の東大生には社会を生き抜く力が足りない、というようなことを言われていました。
そりゃあ林先生は普通の人にはありえないほど本当に様々なジャンルの方と接する機会があるでしょうから、そういう方々と比べると弱弱しく見えてしまうのも仕方ないでしょう。
それに、少子化で以前よりレベルが低い子達が受かるようになっているとも。
とにかく東大に合格したからといって浮かれている場合ではなく、卒業してからの長い人生をどう生き抜いていくか、生き抜ける子供に育てるかが重要だということです。
林先生に言われなくとも、我が家も長男が東大に合格しても涙も出ず全く浮かれることもありませんでした。
凡人息子なのが分かっているので、卒業した時に“ただ東大に受かっただけの人”になってしまうことを恐れています。
その先が大事だとも分かっていて色々声掛けしてみるのですが、20歳にもなって親の言う事をすんなり聞き入れてくれるわけもありません。
林先生もおっしゃっていましたが、“留学はした方がいい。しかも1か国だけでなく複数”とか“特に男の子は自宅通学ではなく一人暮らしさせた方がいい”とか、分かっていますよそれくらい。
それをやらせようと思ったら、いったいどれだけお金がかかるのか。
ただでさえ大学に入れるまで収入に対して莫大な教育費を使ってきて、さらに教育費をかけなければいけないのか。
いったい親はいつまで子供にお金をかけ続ければいいのか。
普通の一般家庭の収入の中から、先生のおっしゃることを実現しようとしたらどうすればいいのかを教えてほしかったです。
中途半端な学歴なら、教育費をいっさいかけずに職人とか手に職を持たせるようにした方がよほどいいと思ってしまいました。
結局テーマに沿った話は最後の方、しかも結局は親が子供にしてあげられることは生活を整えることくらいしかない、ですって。
別に話の内容に期待して行ったわけではなかったので、林先生のお話を聞けたことに満足しています。
まとめ
やはり林先生は話し上手でした。
この手の話を聞くといつも眠くなってしまうのですが、一度も眠くならず最初から最後までテンション高めで聞くことができました。
機会があれば、林先生の講演会に行かれることをおすすめします。