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息子が東大に合格した教育費貧乏にあえぐ母のブログ

【東大生】息子が入学してみてメリットとデメリットを考えた

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長男が東大に入学して早4か月経ちました。
入学前後のバタバタも一段落したと思ったら、もう単位がかかる試験が終わりました。

東大生のメリットとデメリットを考えてみたいと思います。

東大生のメリット

入学前に進路を決めなくていい

東大は受験時に学部ごとではなく、文科1~3類、理科1~3類のように類ごとの募集がされます。
入学して2年間は全員“教養学部”に所属し、1年から2年の途中までの成績で3年生からの専門課程が決まる“進振り”という制度になっています。
息子が東大志望にした理由の1つが、この“進振り”です。
受験勉強を始める前は物理が得意だと思っていてそれを生かした進路を考えていたのが、受験勉強して化学が一番得意になり物理がそれほどでもないことに気が付いたそうです。
だから、進路を考えるのをもう少し先に延ばしたい、とのことで、まだ猶予のある東大に行きたかったようです。
ただ高校以上に選抜された優秀な学生だらけの中で成績を取らなくてはならないので、希望の学部学科に行けるかどうか。
凡人だとちょっとキツイかも。

大学生になっても勉強する

私が大学生の頃は試験期間でない時期はほとんど勉強した記憶がないのですが(三流大学と比べるのが間違い💦)、当時はどこもそのようなものではなかったでしょうか。
長男は割と最初の方から、“勉強が忙しい”と言っては遅くまで大学に残ったり授業がない土日も大学へ行っています(ずっと勉強ばかりしている訳ではないでしょうが)。
“もしかして理解力が足りなくて授業に付いていけてないからかも”と心配して東大生の親である知人に聞いたら、やはり同じように大学入学後もよく勉強しているとのこと。
進振りもあるので、自分が進みたい分野に行きたいなら入学後も勉強を頑張らなくてはいけません。
まあ、これが学生本来の姿でしょうね。
授業料を払ってもらって大学4年間で何をしていたんだろう、と卒業後もずっと悔やんでいる私と比べても、授業料の元は十分取れていておつりがくるくらいです。

【東大】ブランドが手に入る

少子化や医学部志向の為に一昔前と比べて入りやすくなった東大。
東大の価値が下がったともよく言われていますよね。
世間一般の大部分はそのような事実には気付かず、気付いても問題にはせず、未だに【東大】という名前に弱いようです。
一種のブランドですよね。
【東大】というだけで塾や家庭教師のアルバイトが決まりやすいですし、社会に出た時には就職や起業の際に【東大】という肩書が生きやすいでしょう。
もちろん【東大】というだけで生涯安泰、という時代ではありませんが、それはどの大学、どの学歴にも言えることで、社会に出れば努力が必要なのは変わりありません。
勉強以外に特別な才能があれば別ですが、特に平凡な子供こそ【東大】ブランドに助けられる場面が多いことでしょう。

優秀な人達に囲まれて学生生活を送れる

人は生きていく上で、周りの環境に影響されます。
子供や若者であればなおの事。
この上ない優秀なたくさんの人達と一緒に学生生活を送れるというのは、とてもいい刺激になると思います(なると信じたい)。
卒業後(在学中でも)に起業したり凄い活躍をする人達と知り合う可能性も高くなります。
人脈作りに最高の環境です。

東大生のデメリット

世間に疎い

東大に入るために、かなりの勉強量をこなしてきた子が多いです(一部の天才を除いては)。
なのでどちらかというと勉強以外のこと、例えば恋愛・遊び・バイトなどの経験が少ないと思います。
そのせいか、同じ年頃の人達と比べて幼いというか、ひ弱な感じがします(もちろん我が息子も含めて)。
社会経験の乏しさというものでしょうか。
温室育ちの植物のようで、雑草のようなたくましさがありません。
なるべく様々な経験をするよう息子に声かけはしていますが、なかなか。
社会に出た時にポキっと折れてしまわないよう、注意して見守っていこうと思います。

特権意識を持ちやすい

現役東大生のスキャンダルが相次いで出てましたが、このような事はもしかしたら“東大生である”という特権意識から生まれたのかもしれません。
東大生はテレビなどでも活躍しているように、チヤホヤされやすい存在です。
また若い女性からは将来の有望株として見られ、高校までは見向きもされなかった子に寄ってきたりします。
もちろん優秀な東大生もたくさんいますが、東大生だからみんながみんな素晴らしいとは言えません。
ましてや東大生だったら許される、というような事があってはいけません。
【東大】ブランドがなくても十分優秀で魅力的な人間であるよう、努力をしてほしいと思います。
家庭でも息子が特権意識を持たないよう、気を付けていくつもりです。

先入観を持たれやすい

とにかく【東大】と聞いただけで優秀だと勘違いされやすいです。
受験勉強においては成功したかもしれませんが、ただそれだけのことです。
息子を育ててきて、特に優秀な子だと思ったことがありません。
逆に世間が思っているほどできないことがあると、“東大生なのにこんなこともできないの”と言われたりします。
東大生であろうとなかろうと関係ないことまで期待されるので、東大生はしんどいことも多いだろうなと思います。

まとめ

東大に行ったからと言って安泰ではなく安心もできない時代ですが、日本の大学の中では一番だと言われているので、それなりに価値はあると思います。

デメリットに負けないよう努力を続け【東大】の名に恥じない人になってもらいたいものです。

林先生も同じようなことを言っていました。

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