dotty母のブログ

息子が東大に合格した教育費貧乏にあえぐ母のブログ

子育てで一番大事なのは「自己肯定感」を高めることだったかも

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息子達がそこそこの学歴を得て、世間的には一見子育てに成功したかに見えるようです。
実際、「もう何の心配もないね」なんて言われることもよくあります。

でも心の中ではまだまだ不安で一杯だし、子育てに失敗したかも、と心から思ったりしているのです。
(謙遜ではありませんよ!)

子供が大きくなってからそんな風に思わないためにはどうすれば良かったのか、まだまだお子さんが小さい方、子育て予備軍の方たちに向けて書きたいと思います。

我が家の子育ての失敗

私自身が教育環境に恵まれなかった境遇でそのために人生の選択肢が狭まってしまったと考えてきたので、大人になってから後悔しないよう子供達にはぜひ教育環境を整えてあげたいと思って頑張ってきました。
こちらのブログにも色々書いてあるので分かっていただけると思います。

ただ、その気持ちが強すぎたのでしょうか。
自分ではそれほど意識せずに、ただがむしゃらに頑張ってきた、という記憶しかないんですが、長男にとってはただ“勉強させられた”という思いが強いらしいのです。

中学受験も強制したつもりはありません。
でも、息子から言わせると“小学生に選択権はない”のだそう。
そりゃあ、中学受験のほとんどは親主導ですよ。
でも本人が志望校を決めて頑張っている様子でしたから、当時それほど受験を嫌がっているようには見えませんでした。

ほんと言いがかりのようなことばかり言うのです。
もし中学受験をさせずに公立中学に進んでいたとして、それで高校受験が上手くいかなかったら、きっと“なぜ中学受験をさせてくれなかったのか”と文句を言っていたに違いないのです。

20歳にもなって当時の恨みつらみを言い続ける息子を見て、こんなに頑張ってきたのになぜ子供から恨まれなければいけないんだろう、と情けない気持ちで一杯です。
でもきっと私の子育ての中にダメだった部分があったのだろうと日々感じています。

子育てで足りなかったもの

受験は成功しているのにこれだけ不満があるのは、息子にはきっと「自己肯定感」が足りていないのでしょう。

自己肯定感とは

自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられることがある。
出典:ウィキペディアWikipedia

つまり、「自分がかけがえのない存在である」というような自分の価値や存在意義を前向きに受けとめる感情や感覚のことです。
今の自分に満足しているということなのです。

自己肯定感が高い人の特徴

・自分に自信があり、物事をポジティブでプラス思考で考えられる
・物事に意欲的に取り組むことができる
・感情が安定している
・失敗を恐れずチャレンジ精神がある
・他人を尊重し、コミュニケーション能力が高い

自己肯定感が低い人の特徴

・自分に自信がなく、物事をネガティブに受け止めやすい
・受動的で、他人の評価に振り回される
・感情が安定せず、落ち込みやすい
・失敗すると自己価値まで否定してしまう
・人間関係にトラブルを抱えやすい

 

「自己肯定感」を調べれば調べるほど、何だか暗い気持ちになってきました…😢
とにかく「自己肯定感」が高い子供に育てれば、失敗したり辛いことがあっても不幸にはならずに豊かな人生を送れるということですよね。

ある調査によると、この「自己肯定感」は小学校低学年で大きく低下するのですって。
小学生になると学校生活の様々な場面で子供自身が他人と比較して、自分ができないことに意識が向かってしまうからなんです。

「自己肯定感」を高めるために重要なのは、「ほめる」ことなんだそうです。
確かに、子供が小さい頃は、ただ歩けるようになった、自分でスプーンを持ってごはんを食べられるようになった、というだけで大袈裟なくらいほめていました。
子供が大きくなるにつれて、だんだんほめることが少なくなってきたかもしれません。
逆上がりができるようになったり、何かの賞をもらったりといった、子供が何か良い結果を出した時には一緒に喜んだりしました。
この子供の努力や達成に対しての所謂「条件付き」のほめだけでは、「自己肯定感」は育たないのだそうです。
何か特別なことがなくても、子供の存在自体をほめてあげることが重要だったのです。
私の子育てには、それが足りなかったのです。

大人になってからでも「自己肯定感」を高める方法はあるようですが、これは他人からの働きかけではなく自分自身で意識して取り組まないといけないものでした。
だから、今更息子の気持ちを変えようとしてももう遅いのです。

子供達に愛情を注いできたつもりでしたが、その愛情が届いていないのなら何かしら間違っていたのでしょう。
これからどうすればいいのか、悩みは尽きません。

まとめ

子育ての中で“知育”に偏りすぎた?せいなのか、大きくなって弊害が出ています。
学力だけに目を向けるのではなく、家の手伝いを積極的にさせたり勉強以外に得意なことを身につけさせたり無条件にほめたりすることによって、もっと「自己肯定感」を高めてあげれば良かったなぁとつくづく思わされる今日この頃です。