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息子が東大に合格した教育費貧乏にあえぐ母のブログ

中学受験をして良かった!中学受験のメリットを考える

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息子達2人は、私立中高一貫校に進学しました。
その為に教育貧乏家庭になってしまったのですが、全く後悔はなく本当に通わせて良かったと思っています。

中学受験をするかしないか迷っているご家庭も多いかと思います。

中学受験をするメリットは何?

我が家を振り返って整理してみたいと思います。

一番公平な受験である

中学受験は実力通りの結果になりやすい、公平な受験である

小学校から大学まで様々な受験があります。
その中で、中学受験とは一番公平な受験だと思います。

小学受験:本人の実力以外に面接で家庭環境や方針等も重視されることが多い
高校受験内申点を気にしながら中学生活を送らなければならない。併願優遇や確約等も合わせると、学力以外の部分で努力しなければいけないことが多い
大学受験:私立大学の場合、年々AO入試や推薦入試の比率が高まっている。国立大学も推薦入試を徐々に増やしている。医学部の中には、女子や浪人生が不利になる所も

つまり、中学受験以外の受験では学力以外の部分で判断される場面が多いです。
一方、中学受験は一部に専願や推薦、帰国枠等もありますが、大部分は一発勝負の試験で決まります。

どちらがいいかというのはお子さんの性質にもよると思いますが、息子達にとって、特に周りを気にしない性格の長男にとっては内申点を気にしながら中学生活を送るのが難しいと判断し、中学受験を選びました。

高校や大学受験であれば模試の偏差値より低い学校を選んだりする必要がありますが、中学受験では各塾が出している偏差値表と同じラインで学校を選んで大丈夫だと、通っていた塾の先生がおっしゃっていました。
中学受験が学力以外に左右されない証拠だといえます。

高校受験に分断されない6年間の学生生活が送れる

思春期の大事な時期に6年という長い時間を友達と継続して過ごせる

私は公立高校出身なのですが、小学校の時に中学受験をしたかった過去があります。
家庭の事情でかなわなかったのですが、当時中学受験をしたかった理由がこの「高校受験に分断されない6年間の学生生活」を手に入れたかったことなのです。

3年間というのは、意外に短いものです。
入学して慣れるまでしばらくかかり、やっと慣れてきたと思ったらもう受験のことを考えなければなりません。
入学と同時に高校受験を見据えて行動する必要もあります。

高校受験がないと、受験のことを考えるのは暫く後になります(中学受験が終わると勉強しなくなるという弊害もありますが)。
また、思春期の大事な時期に友達と濃密な6年間を過ごせます。
この時期の友達というのは、将来に渡って続くこともあります。
同じように入学試験を突破してきて出会う友達は、学力や家庭環境の極端な違いもなく仲良くなりやすいでしょう。

部活動など自分のやりたい事に没頭できる時間がある

部活動も思い切りやれます。
途中で部活を変わったり辞めたりする人もいますが、息子達は2人共中学入学と同時に入った部活を6年間続けました。
公立中学なら、中学3年生の夏前に引退して受験に臨むというのが一般的です。
1つのことに継続的に取り組むという経験は、その後の人生にとっても大事なことだと思います。

小学校高学年で勉強の基礎が身に付く

「受験」の為にかける勉強時間が長く、基礎が身に付く

高校受験の試験問題は、中学校で習った範囲から出さなければならない決まりがあります。
しかし、中学受験の試験問題はそれぞれの学校が求める生徒を意識して作られています。
当然小学校で習う範囲を超えて作られますので、中学受験を考えている家庭ではお子さんを塾に通わせて受験対策をすることになります。

我が家の息子達は受験対策の塾に通い始めたのが5年生と遅かったのですが、一般的には3年生の2月からというのが多いです。
つまり「受験」を意識する期間が3年間あることになります。

塾での勉強は学校の勉強とは全然違います。

国語は漢字や四字熟語、ことわざを徹底的に習います。
長文問題があるので、長い文章を読む事ができるようになります。
塾に通っていなければ目に触れることがないような文章に出会え、世界が広がります。

中学受験で一番特殊で重要なのが算数です。
小学校では習わない部分が大多数で、内容は高度です。
方程式は使えません。
土台である計算を徹底し、応用問題は本質を理解して解かなくてはならないので、センスが磨かれます。

理科は生物・地学・物理・化学分野に分かれていますが、知識を覚える分野以外の物理や化学のテーマは学校ではほとんど習いません。
暗記分野も膨大で、「理解する」ことが求められます。

社会は地理・歴史・公民と意外に学習範囲が多いです。
日本や世界地図は頭に入りますし、歴史に詳しくなります。
特に公民は政治・経済・社会保障・国際関係等、時事問題が出されます。
なので、新聞を読んだりニュースを見て考えたりする機会が自然と増えます。

3年間でこれだけ学べば、学習の基礎は身に付きます。
この経験があったからこそ、長男は大学受験準備のスタートが遅くても短期間で成績を伸ばせたのだと思います。

反抗期と受験時期がかぶらない

反抗期と受験がかぶらないので、親の意向を反映した学校選びがしやすい

お子さんにもよりますが、中学になると反抗期が始まり、勉強をしなくなったり親の意向と違う学校を選んで高校受験することもあるかと思います。
勉強では親が関わらなくて楽だという声もありますが、自分からは勉強しなかったり勉強法がまずくて成績が上がらない事もあるでしょう。
そうした時に親がアドバイスをしたくても、反抗期では聞き入れてくれません。

一方中学受験では、中学受験は親次第だと言われるくらい親が関わる余地が大きいです。
塾選びに始まり、宿題の把握、テキストの整理、模試の付き添い、受験校選び…。
小学生ではまだ客観的に自分を見ることができないので、親が介入することの弊害はあまりないと思います。
思春期になれば嫌でも親は関われなくなるので、子育てにおいて親の意向を反映させる最後のチャンスです。

まとめ

以上が、実際に中学受験を経験した上で感じたメリットです。

事情で中学受験をさせられないというご家庭でも、少なくとも受験を意識した塾に通うことはお勧めします。
中学受験を希望しながらさせてもらえなかった私でも、小学校5、6年生は塾に通わせてもらいました。
その時の勉強が役に立ち、中学校に入ってから全く苦労せずに県立トップの高校に合格することができました。
息子達も小学校で勉強で苦労することは一度もなかったと言っています。
中学受験で迷っている方は、是非参考にして下さい。

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